STUDY2017.6.24

思わず「いいね!」したくなる写真の撮り方 ーカフェ編ー【スマホで撮影】くつろぎの時間も一緒に切り取る、カフェでの写真術

大野 咲子

株式会社ヒュー
フォトグラファー

 

1人でゆったりとおいしいコーヒーを楽しんだり、友達と楽しくおしゃべりしながらスウィーツを味わったり。そんなカフェタイムを、気軽にスマホで撮影したいという人も多いのでは?
 
意外と写真で表現しづらいのが、コーヒーやジュースなどのソフトドリンク類。コーヒーはその色が光を吸収してしまい、ただの黒い液体に見えてしまいがちです。ジュースなども、ひんやりと冷たい感覚やフレッシュな雰囲気を際立たせて、おいしそうに撮りたいもの。
 
こういった、ソフトドリンク類をスマホで撮る際の、撮影のコツは何でしょうか? 食のプロ集団hue所属のフォトグラファー・大野咲子に、カフェでの1枚をぐっとフォトジェニックに変身させる3つのポイントをアドバイスしてもらいました。

 

1)冷たいドリンクは、氷のきらめきを画面いっぱいに!

 

<POINT>
グラスに入った冷たいドリンクは、自然光に透かして撮影するとフレッシュで爽やかな印象が際立ちます。横から光が入る「サイド光」や「逆光」を利用しましょう。
 
レンズをグラスにぐっと寄せ、氷のきらめきや中に入っているフルーツ(この場合はレモン)にピントを合わせる、大胆なフレーミングがポイント! グラスの水滴も生き生きして見えます。

<ちょっとひとテク!>

 

自然光が入る窓を背景にして、逆光で撮影するのがおすすめ。

グラスが縦に細長い場合、全体を引いて撮ると、間延びした写真になってしまうので、キラキラした氷のある部分に思い切って寄りましょう。

<NGカット>

 

光に透かさずにグラス全体を写すと、きらめきが表現されません。ドリンクの冷たさやフレッシュ感が伝わりにくくなります。

2)コーヒーはゆらゆらと揺らして液面にハイライトを!

 

<POINT>
コーヒーは黒っぽいので、液面に光が反射する「ハイライト」を作って撮影すると、表情豊かな写真になります。
 
コーヒーカップがシンプルな場合は、誰かにカップを持ってもらって撮るのも、覚えておきたいテクニック。人の手が加わると画面に動きが出て、コーヒーの温もりや香りまで伝わってくるよう感じがしませんか?

シュガーポットやミルクピッチャーなど、コーヒーまわりの小物と一緒に撮っても雰囲気が出ます。

<ちょっとひとテク!>

撮影するときは「逆光」で、液面をわずかに揺らすとハイライトが入りやすいです。
カップが白い場合は、白トビを抑える「HDR」※ をオンに! コントラストの差が縮まってきれいな写真に。
 
※HDR:撮影の際に、白トビや黒つぶれをなくして、明るい部分と暗い部分のコントラストをほどよく調整する機能。iPhoneではカメラの標準機能として、「HDR撮影」が搭載されている。

<NGカット>

 

ハイライトをのせないで撮ると、おいしそうなコーヒーでも黒く沈んで見え、味気ない写真になってしまいます。

3)デザートがあれば迷わず主役に!

 

<POINT>
皿に盛りつけられたデザートとコーヒーを1つのフレームに収める場合は、並べ方にひと工夫が必要です。
 
まず、主役になるデザートは手前に置くのが鉄則。そして、ドリンクや小物は、デザート皿と直列に配置するのではなく、写真のように、ジグザグになるように並べると、画面のバランスが取れます。

<ちょっとひとテク!>

 

皿どうしが邪魔し合う場合は、コーヒーのソーサーなどは外して、デザートとドリンクをぎゅっと近づけるのもいいでしょう。すべてを画面に入れるのではなく、手前にある皿を大胆にカットすることで、主役のデザートがより引き立ちますよ。

<NGカット>

 

デザートとコーヒーだけで撮ると直列の配置を避けられず、その結果、無駄な空間が生まれ、単調な印象になってしまいます。シュガーポットなどの小物を上手に利用しましょう。

 

意外と難しいカフェシーンの撮影。でも、ご紹介した3つのポイントを実践すれば、見違えるような写真を撮ることができます。
 
カフェでのくつろぎの時間まで伝わるような写真を目指して、実践を重ねてみてください。

ーーー
<今回の料理を撮影したお店>




鹿肉や猪肉をはじめとしたジビエ料理、数種類の最高級キャビア、丁寧に熟成されたシャルキュトリーなど、こだわりのレシピと厳選された食材を、洗練された空間でお楽しみいただけます。

ACCESS
東京都品川区東品川2-1-3 TEL : 03-5495-9475
11:00–23:00(L.O 22:00)
[SUN, and HOLIDAY / 11:00-22:00]

プロフィール

大野 咲子

株式会社ヒュー
フォトグラファー

食を専門とし数多くの広告ビジュアルを手掛ける。2014年写真集『1 lens,too happy,3 days 』を発表。2016年にはイタリア、ミラノにて写真展『BLINKING』を開催。

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