THINK2016.6.28

いま注目の「タテ型動画」でマーケティングに差をつけよう!広告の完全視聴率が約9倍に!他社より先に押さえておきたい「タテ型動画」活用法

渡邊 慶将

株式会社アマナデジタルイメージング
モーションクリエイティブ局 局長 ムービーコンテンツマーケティング / プランナー

もしかすると、近い将来、スマホを横向きに使うことがめっきり減るかもしれません。若い世代のユーザーの半数以上がスマートフォンで動画を見ている今、注目を集めつつあるのがスマホを横向きにせず視聴できる「タテ型動画」。海外の有名メディアもタテ型動画のコンテンツ制作に着手し、日本でも有名アーティストのプロモーションビデオに採用され話題を呼びました。

動画=横長という常識を変える「タテ型動画」にはどんな特徴があり、企業の動画マーケティングにどんなメリットをもたらすのでしょうか? 具体的なポイントをご紹介します。
 

 


火付け役のアプリは動画再生100億回。YoutubeやFacebookも対応

タテ型動画が人気を集めるきっかけになったのが、スマートフォンのチャットアプリ「Snapchat」です。投稿したメッセージや画像が最大10秒間で消えてログが残らず、よりリアルな会話をかわしているように感じられるのが特徴で、アメリカでは10代~20代を中心にTwitter以上の利用者数を誇ります。
 
Snapchatでは動画の投稿・視聴にタテ型のフォーマットを採用しており、撮影しやすいだけでなく、スマホを持ち替えずに見られるタテ型動画は、多くのユーザーから支持を獲得。現在では1日の再生回数が100億回を突破し、タテ型の動画広告は従来の横長の動画に対して約9倍の完全視聴率を記録しました(2015年度 サイバーエージェント調査結果)。
 
そうしたなか、Youtubeも 2015年8月のアップデートでタテ型動画に対応。さらにFacebookやLineもタテ型動画のフォーマットを導入し、CNNやナショナルジオグラフィックといった有力メディアが積極的にタテ型動画のコンテンツ制作に乗り出しています。


ユーザー体験を進化させる、タテ型動画ならではの4つのメリット

タテ型動画はただ画面の向きが変わるだけではありません。従来の「16:9」の画面から縦長のフルスクリーン表示に変わり、撮影や視聴がより手軽になることによってユーザー体験を進化させ、企業の広報やPRに大きなメリットをもたらす可能性があります。

【タテ型動画ならこんなことが可能に!】
 
 片手のままフルスクリーン動画を視聴
スマホを横向きに持ち替えることなく視聴。ストレスを感じず動画を楽しめ、フルスクリーン表示によってコンテンツへの没入感もUP!
 
 SNSのタイムラインに違和感なく挿入
レイアウトを変えずにSNSのタイムラインやトーク画面へ挿入可能。SNSでコミュニケーションしながら、よりスムーズに動画の世界へ。
 
 縦長ならではのクリエイティブ表現
自撮り動画や全身のコーディネート紹介などとも相性抜群。タッチ操作によるインタラクティブな表現も、片手だけで操作できるタテ型動画ならでは。
 
 デジタルサイネージへの展開
スマホ向けに制作したタテ型動画は街中のデジタルサイネージへも流用できます。スマホ×デジタルサイネージの効果で幅広くPR展開。


タテ型動画との親和性が高い業界は?

日本国内では、女性向け動画ファッションマガジン「C-Channel」が、2015年8月からタテ型動画の配信サービスをスタートしています。ヘアアレンジやメイクなどのハウツーコンテンツを中心に配信し、2016年3月には月間1億PVを突破しました。
 
また、エンタメ・カルチャー・ライフスタイルなどの情報配信をおこなうキュレーションマガジン「antenna」でも、タテ型動画に対応した自動再生型の動画広告の提供を開始。スマートフォンの画面に最適なタテ型動画には高い期待が寄せられ、今後急速に普及していくことが予想されます。


ますます広がるタテ型動画の活用

現時点ではファッション分野やECサイトでの導入が目立ちますが、タテ型動画の可能性はそれだけではありません。例えば、スマホを傾けず手軽に撮影できる特徴を利用したユーザー参加型キャンペーン。撮影が簡単になれば、動画で何か表現したいという気持ちも高まり、これまで以上に投稿が増えるのも期待できますよね?
 
また、タテ型動画は完全に片手で視聴をコントロールできるため、日常生活のさまざまなシーンで動画を見せることができます。コンテンツの内容と再生時間を工夫すれば、スマホを横向きにすることに煩わしさを感じていたターゲットも上手く取り込めるかもしれません。
 

 


企業の広報やPRにもメリットをもたらす可能性があるタテ型動画。ただ、今のところ日本ではそれほど広く普及しているとは言えません。だからこそ、今の時点でその特徴を活かしたコンテンツをカタチにできれば、大きなインパクトを与え、ライバル他社に対してアドバンテージを得ることもできますよね。
 
興味は湧いてきたけど、1から作る機会も予算もないし……という方は、既存のヨコ型動画を編集してタテ型にしてみるのはいかがでしょうか。その場合、解像度に若干の影響はあるもののスマホでの視聴なら問題ありません。手軽に始められるのも、タテ動画の魅力のひとつ。ぜひチャレンジしてみてください。



 

プロフィール

渡邊 慶将

株式会社アマナデジタルイメージング
モーションクリエイティブ局 局長 ムービーコンテンツマーケティング / プランナー

2009年アマナに入社。動画ディレクターとして企業のブランディングからWebプロモーションまで幅広い業界のコンテンツを担当。2015年より動画マーケティングの視点を軸に、コンテンツの費用対効果を最大化するためのプランニングを行う。映画のポスターデザインやTV番組のディレクション経歴も活かし、広告コンテンツの枠を広げるプロジェクトを画策中。

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