STUDY2016.7.7

広報・宣伝担当者が覚えておくべき失敗しないカメラマンの選び方正しく選んでリスク回避、カメラマン選びの3つのヒント

川上 栄一

株式会社アマナ
INFOTOディビジョン マネージャー

広報誌やWebサイトの制作など、さまざまなシーンで必要になる写真撮影。最近では広告代理店や制作会社を通さずに、企業がカメラマンに直接撮影を依頼するケースが増えています。

その背景には制作コストを抑える狙いもあるでしょうし、Web検索によってフリーランスのクリエイターと出会う機会が多くなったことも理由の1つかもしれません。

でも、日本国内だけでもカメラマンの数は6万人以上。そのなかから最適な1人を選ぶのは簡単なことではありません。カメラマン選びで失敗しないためには、事前にどんな準備が必要で、どのような点に気をつければいいのでしょうか。

 

1. カメラマンの得意分野を知る

カメラマンには必ずそれぞれの得意分野があります。食べ物の写真を撮るのが上手なカメラマンもいれば、人物撮影が得意なカメラマン、建築物の撮影に強みを持つカメラマンもいます。
逆に不得意分野もあるというのも事実です。

直接発注する場合、カメラマンの得意・不得意は押さえておきたいものです。発注者サイドが「プロに頼んだのだから、どんな写真も上手く撮ってくれるはず!」と期待していても、撮影中のカメラマンは何となく自信なさ気で、写真の仕上がりも今イチ‥というケースは実は少なくありません。

では、事前にカメラマンの得意分野を知るためにはどうすればいいのでしょうか? それは、カメラマン個人のWebサイトにアップされている作品に注目することです。

カメラマンの多くは自身のWebサイトで過去の作品を公開しています。その大半が料理や食材の写真なら食べ物の撮影に強いカメラマンと言えるでしょうし、建築物の撮影が得意なカメラマンならビルや商業施設の外観・空間を捉えた多くの作品がアップされているはずです。

直接問い合わせても、「苦手なジャンルなので‥」と正直に断る人はなかなかいません。カメラマンを選ぶ際はまずWebサイトの作品に注目し、過去の実績から得意分野を判断するのがポイントです。

2. 人、モノ、空間「何をどう撮りたいのか」手配の前にあらためて整理!

カメラマン選びで失敗しないためには、手配する前に撮影の目的と趣旨をあらためて整理しておくのも大切です。商品と人物、建物と利用シーンなど、1回の撮影で複数の被写体がある場合は、それぞれの優先順位をつけておくといいでしょう。

例えば、新規オープンした店舗を撮影する場合でも、そこで売られている商品にフォーカスしたいのか、きれいな外観をアピールしたいのかによって、カメラマンの選び方は変わってきます。

オフィスを撮影場所とする場合も、働く社員にスポットを当てたいのなら、空間や建築物より人物の撮影が得意なカメラマンに依頼するのがおすすめです。

事前に撮影の目的をはっきりさせ、アピールしたい被写体の優先順位をつけることによって、複数の候補者から適任のカメラマンを絞りやすくなります。

3. 事前連絡への対応からビジネスマナーとコミュニケーション力を判断する

事前にメールや電話でカメラマンに連絡をとった際、その対応に疑問を感じたカメラマンは再検討も視野に入れた方がいいでしょう。

言葉遣いが乱暴だったり、メールの返信が遅かったり、細かい指示を聞きたがらなかったりするカメラマンは特に要注意です。写真のクオリティには一見関係なさそうですが、事前連絡への対応が雑なカメラマンは現場での対応や写真の仕上がりも雑になりがちです。

当日の撮影をスムーズに進め、狙い通りの写真の手にするためには、きちんとしたビジネスマナーとコミュニケーション能力を備えたカメラマンが欠かせません。事前のやりとりを通じてそうした点に注目し、適切な人材をセレクトするのもカメラマン選びの大切なポイントです。

 

ただ、どうしても適任者が見つからなかったり、フリーランスのカメラマンに頼むのが不安だったりする場合は、撮影会社に依頼するのも選択肢のひとつです。

天候による撮影スケジュールや撮影場所の変更、カメラマンの体調不良など、撮影にはトラブルがつきもの。そうしたイレギュラーな事態にも複数のプロのカメラマンが所属する撮影会社なら速やかに対応することができます。

また、撮影もビジネスである以上、個人よりは企業に依頼する方が取引の信頼性も高く、実績のある撮影会社なら結果的にクオリティも担保されやすいのではないでしょうか。

プロフィール

川上 栄一

株式会社アマナ
INFOTOディビジョン マネージャー

主に企業の情報発信やコンテンツマーケティングにおけるビジュアルコンサルティングを手掛ける。
仕組を活用したビジュアルソリューションサービスの運用と新しいサービスの開拓を担当しており、500名以上の登録カメラマンやライターを全国各地に派遣する企業向け撮影サービス「INFOTO NETWORK」を展開中。最近では日本に限らず世界へもネットワークを拡大している。

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