THINK2016.8.30

見えない要素に注目!制作に差を出すフォトグラファーセレクト術作品&実績だけじゃない。「レップ」に学ぶ+αの視点をご紹介

植野 奈緒

株式会社アマナ
営業戦略推進室 REP ONE フォトプロデューサー

突然ですが、「レップ」って知っていますか? 
 
レップは、アーティストやクリエイターを企業や代理店に売り込み、仕事を取ってくるスペシャリスト。アメリカでは「優秀なレップがつけば、そのアーティストは売れる」と言われるほど、重要な存在だったりします。
 
残念ながら、日本ではまだそれほど知られていない存在かもしれません‥。でも、レップの仕事を少しひも解くと、皆さんがフォトグラファーやアーティスト、クリエイターを選ぶときに役立つポイントが見えてきます。
 
私もセレクトの際に心がけている“レップ視点のフォトグラファー選び”、今回は具体例も交えながらご紹介します。

 

あらゆる情報を把握して、企業とクリエイターをつなぐ「レップ」

そもそもレップとは、「Manufacturer’s Representative」の略。日本語に訳せば、「メーカーの代理人」でしょうか。アメリカでは職業を表す言葉ではなく、メーカーに代わって製品・サービスをバイヤーや顧客に売る販売方法として広く知られており、広告業界でも一般的です。
 
日本の広告業界のレップは、どちらかと言うとマネジメントの色合いが強いかもしれませんが、本来は自分の担当する数名のクリエイターやアーティストをクライアントに売り込むのが主な仕事。作品や実績はもちろん、そのベースになっている経験や目指すキャリア、スタイル、プライベートでの人となりなど、担当するアーティストやクリエイターのあらゆる情報をレップは把握しています。
 
これは、「クライアントにもうひと押し!」という時、作品・実績だけではなく、人柄や考え方といった部分が決め手になることも多いからなんです。
 

仕事の完成度は、クリエイターのパーソナリティによって大きく変わる!

さて、皆さんはフォトグラファーやクリエイターをどうやって選んでいますか? Webサイトの過去の仕事や作品から雰囲気を感じ取り、「合いそう‥」と直感でお願いすることもあるかもしれませんね。
 
もちろんそれもOKです。でも、例えば田舎のロケ撮影なんて時に、フォトグラファーの出身地がすごく田舎で「コンビニまで山越えて行ってたんですよ~」なんてエピソードが出たら、ちょっと和みません?「この人なら、のびのびしたいい感じの田舎の風景が撮れるかもしれないな‥」って思いますよね? 
 
・・と思うのは、私の主観かもしれませんが(笑)、実際、フォトグラファーやクリエイターのパーソナルな部分によって、仕事の進め方や作品といったアウトプットに違いが出たりもするんです。
 
例えば、私が最近関わったデオドラント製品「8x4ボディフレッシュ」のビジュアル撮影。何名かのフォトグラファー候補がいる中で、私からも候補を出すことになりました。
 
内容はタレントの桜井日奈子さんが、バスケットで汗をかきながら爽やかな笑顔を見せる部活イメージとのこと。
 
「部活シーンを撮影したことがないか?」
「スポーティな10代女子を撮影した経験はないか?」
「激しい動きや汗の表現が得意か?」
 
通常はそういった点に注目しがちですが、この時私はもっとパーソナルな部分にも考えを巡らせていました。推薦したいと思ったのは、フォトグラファーの宮﨑健太郎さん。
 
「宮﨑​さんはバスケ部出身だから、ポージングの指導はバッチリ‥」
「とても気さくな性格だから、極寒の体育館撮影もテンション高く持っていけるはず」
「万が一、背景とタレントさんが別撮りになっても、合成撮影の経験があるから大丈夫!」

 
‥やっぱり、宮﨑さんしかいない!
 
そんな風に思いプレゼンした結果、フォトグラファーは見事宮﨑さんに決定! 実際に撮影された作品はこちら。溌剌とした桜井さんの表情がクライアントから好評でした。

(c) ニベア花王株式会社 8x4ボディフレッシュ

撮影現場で桜井さんとフリースロー対決を始めちゃう宮﨑さんのパーソナリティによって、彼女の魅力を引き出すことができたんですね。

 

 

フォトグラファーやクリエイター選びで迷った時は、今回ご紹介した視点をぜひ意識してみてください。作品や実績はもちろん大切ですが、依頼する前に直接会って話をしてみたりすると、その人のルーツや考え方を知ることができ、より良いアウトプットにもつながります。
 
また、過去の実績だけにとらわれず、そうしたパーソナルな部分も判断材料にすれば、新進のフォトグラファーも選択肢に入ってきますよね。結果的に大きな話題性を得ることもあるかもしれません!
 
それでも迷いそうなら、やはりプロに相談するのがおすすめです。「レップが抱えているクリエイターばかり押されるのが嫌‥」という方には、弊社の「REP ONE」という選択肢も(笑)。社内外を問わない多くのクリエイターとのネットワークを駆使して、案件に一番最適なクリエイターをセレクトしますよ!
 

プロフィール

植野 奈緒

株式会社アマナ
営業戦略推進室 REP ONE フォトプロデューサー

2006年アマナに入社後、広告プロデュース業務を担当。現在は社内外問わず、様々なジャンルで活躍するフォトグラファーやクリエイターをアサインするREP ONEに所属。「求められる最適な人材を提案する」をミッションに活動中。

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