スマホで映える料理写真を撮るコツは、料理の配置にありました

「プロが教える撮影術」では、誰もが撮りたい料理写真を撮れるようにアマナのプロフォトグラファーが撮影のコツを指南。今回は食のプロデュース会社ヒューより、大手仁志が伝授します。
まずは、スマホカメラの特徴を知ることからスタート!
最初に覚えておいてほしいのは、スマホのレンズは広角のため、手前は大きく、奥は小さく写ってしまうということ。大きく写したい写真の主役は、手前に置くというのが基本です。
上の写真は手前の器の比重が大きく、主役であるスイーツが引っ込んでいる印象ですね。撮影の前に、器を脇によけるか、画面から外して、スイーツをもっと手前へ持ってきた方がよかったです。主役が、画面の60~70%くらいの比率になるといいと思います。
そして、「料理に近づいて撮る」「お皿の中を撮る」と意識して、上から、または斜め上から撮ってみましょう。

上から。

斜めから。
料理に限りませんが、写真は撮影前の用意がとても大切です。お店で撮影するときは、料理が運ばれてくる前にカメラアプリを起動させておく、料理を置くスペースを空ける、おしぼりなど画面に入れたくないものはよけておく、といった準備をしておきましょう。
さらに、料理が運ばれてきたら素早く撮影するため、おおよその撮る位置やアングルを決めておくとスムーズです。